加速する民間宇宙開発。その流れに乗って。

先日5月31日(日)午前4時22分(日本時間)、スペースXが民間企業として世界初の商業宇宙飛行に成功しました。
日本の大手メディアも取り上げていたので、目にされた方も多いのではないでしょうか。
かつては国を背負う特別な者だけが飛べた宇宙が民間に開かれ、誰でも宇宙に行ける時代に。
その幕開けとなる歴史的な瞬間になりました。本当にすごい快挙です!
Space X おめでとうございます!

2020年5月31日の打ち上げの瞬間。Space X 公式Twitterより。
でも、世界の目は既に月に移っています。
NASAが月着陸船の開発契約をした3社の1つに選ばれているスペースXのイーロン・マスクは、5月31日の歴史的な打ち上げの後に、100人乗りの宇宙船Starshipの開発を最優先と位置づけて劇的に加速することを明言。
このStarshipは、元ZOZOの前澤さんが民間人として世界で初めて月旅行をする予定の宇宙船でもあります。
NASAはアルテミス協定(Artemis Accords)を発表し、月を目指す宇宙開発競争を見据えて、国際的なルール作りをリードしようとしています。
日本でもようやく、宇宙資源の所有を認める立法の動きがでてきました。

月面着陸したStarshipの想像図。Space.comより。
加速する民間宇宙開発。
その流れに乗って、皆さんはどんなことをしたいですか?
考えてみれば、宇宙に人が滞在するということは、いま地球上で人々の暮らしを支えているあらゆるモノやサービスが宇宙でも必要となるということです。
となれば、宇宙でできることは無限に考えられますよね!
国連世界宇宙週間(毎年10月4日~10日)を、宇宙を身近にし、探求するきっかけにしていただければと思います。
(Caption Image: Space X)